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特集25こんなことで住宅ローン審査が通らない!?

特集24 消費税増税延期!どうなる?住宅購入市場

物件は決まった。住宅ローンの申し込みをしようとすると、まさかの「審査NG」との結果が・・・!東証1部上場企業に勤続16年で、自己資金もしっかり準備したのに・・。まさかこんなことがあるとは、自分でも信じられません。今回のテーマは、「こんな意外な理由で住宅ローンの審査がNGになるなんて」。FP住宅相談ネットワーク代表・黒須秀司が実例を踏まえてお教えします。

■年収の高さとはイコールではない

住宅ローンの審査が通らない理由がどうしても分からないという、クリニックを自営されている開業医のSさんがご来店されました。詳しくお話しをお聞きすると、クリニックを開業されて10年、ご年収は2,800万円、自己資金は2,200万円、借入希望額は5,100万円、30代半ばの男性でした。Aさんによれば、クリニックの経営もなんら問題なく、利益も出ているので住宅ローンの審査通らない理由がどうしてなのか分からないということです。こういった場合、銀行の担当者に聞いても”総合的判断”ということで、具体的に何が原因なのか教えてもらえないことがほとんどで、私どもの店舗までご相談に来られました。 Sさんにお聞きしても思い当たる節がないとのことでしたので、私どものアドバイスによりご本人の個人信用情報を開示していただいたところ、思いもよらぬ、意外な理由が判りました。実はSさん、前にお使いになっていたスマートフォンを2年契約のプランで購入されていました。スマートフォンの本体は分割払いの借り入れとして通話料金に上乗せされていますので、事実上は借り入れをされていた訳ですがSさんご本人は、毎月の携帯電話の支払いは通話料というご認識でした。 ただし、数万円程度の携帯電話本体の借り入れくらいでしたら審査のうえで大きな影響はありませんが、スマートフォンの機種変更をして携帯電話通信会社を今お使いの携帯電話通信会社へキャリア変更された際に、古い方の契約の最終回のお支払い通知がたまたまSさんのご実家へ届いており、気づかずしばらく放置されていたということでした。実はそんな理由でSさんの個人情報に延滞の情報が登録され、住宅ローンの審査がNGとなったのです。 最近ではスマートフォンなどの登場により携帯電話の本体が値上がりし、一括払いにされない契約が増加していますが、通話料と一緒に請求されてしまうため、借り入れというご認識がないために、その支払いの遅れが個人信用情報に悪い履歴をつけてしまうことが増えてきています。こうなってしまうといくらご年収が十分にあっても、その履歴がなくなるまでローンが組めなくなるケースがあるのです。

気になる個人信用情報の”履歴”。どれくらい残るのでしょうか?

こちらの書面は、とある個人信用情報機関の信用情報開示報告書の見本です。

信用情報開示報告書

赤い枠で囲った部分が過去24カ月間の入金(引落し)状況の記録ですが、”$”マークがついている部分、これは記録上の24カ月間、しっかりとご返済されているということが分かりますが、仮にこの方が、入金日(引落し日)に残高不足等で返済されず、放置されるとその月の記録に”A”という記録がされてしまいます。それにより銀行やクレジット会社がその方の個人信用情報を照会した場合に分かることになるのです。 入金(引落し)の記録は2年間ですので、返済が継続しているものは最新の2年間が記録されますが、”A”などの記録がついていても、毎月記録は上書きされていきますので、2年を過ぎた時点で記録から消えます。 ただし、ここで注意なのは”クレジットを組んだ”情報や”キャッシングをした”情報は、完済から5年間、記録が残るということです。

■計算は単純な引き算にはならない

インターネットのあるサイトの簡易計算で”4,500万円まで借入可能”との結果をご覧になり、その後ご来社されたYさんのケースです。東証1部上場企業に勤続9年の36歳、年収650万円、自己資金270万円お持ちのYさんが4,100万円の住宅ローンを組もうとご来社されました。Yさんの場合、一般的な銀行の審査であれば借入額4,510万円まで審査のテーブルに乗りますので、4,500万円までの借り入れ可能という結果は間違いではありませんが、私どもでYさんのお話しをお聞きした結果では”ほぼ不可”。いったい何故でしょう? Yさんは200万円のマイカーローンを金利2.9%、60回払いで組んでいたのです。Yさんとしては、ご自身の借り入れ希望額は4,000万円なので、4,500万円-200万円=4,300万円までは大丈夫と考えられていらっしゃったようです。こうお考えになるお客様は他にもたくさんいらっしゃいますが、実はちがうのです。一般的な銀行が判断する借り入れ可能額は、マイカーローンの返済額が住宅ローンに換算するといくらになるかを見ますので、4,510万円-810万円=3,700万円という計算となるわけです。

■「どうしよう・・」お困りのことがあったらご相談ください。

既存の借り入れが住宅ローンの審査に大きく影響することがお分かり頂けたでしょうか。 個人信用情報というのはとてもデリケートな問題ですのでご夫婦、ご家族といえども相談しづらいケースがあると思います。そんなときは、FP住宅相談ネットワーク各社にご相談ください。過去にも多くの方がご相談で来社され、その方に一番適した方法で、それまで半ばあきらめていた夢のマイホームを手にされた方がたくさんいらっしゃいます。ご家族に分からないように個別のご相談することも可能です。 FP住宅相談ネットワークは、そんなあなたの”困った”に応えます。お気軽にご相談ください。

さぁ、住宅探しをスタートしましょう!

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