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特集12東京エリアの地価上昇について

東京エリアの地価上昇

5月29日に国土交通省の発表によれば4月の時点における地価動向調査で全国150の地点のうち80地点が、3カ月前よりも地価が上昇しているとのことでした。これは全国の調査地点の約53%にあたります。

このように地価の上昇した原因には、消費税が増税されるために駆け込みの需要があった考えられます。では東京における住宅販売市場の動向はどうなってるのでしょか?

FP住宅相談ネットワークグループ代表で1級ファイナンシャルプランニング技能士(CFP)の資格を持つ黒須秀司氏に市場の動向についてお話を聞きました。

東京の住宅市場の盛り上がり

東京での住宅市場はかなり大幅な盛り上がりとなりました。これは来年の消費税増税前にマイホームを購入してしまおうという駆け込み需要だと言えます。FPネットワークグループでは東京を中心とする一般住宅販売、仲介を専門に行っている企業です。現実的にマイホームの購入について考えている数百人の方々に質問したところ、マイホーム購入について考えたのは消費税率の引き上げが原因だと答えてくれました。実際には他の要因もあるかも知れませんが、この消費税率引き上げはマイホーム購入への興味を促進したとも言えるでしょう。

さて駆け込み需要で住宅販売価格が上がり、良い物件がもうなくなってしまっていると思っている方も少なくないようです。これからマイホームを購入しようとしている人にとりこの件はとても関心があるはずです。

そこで私どもから見た物件の状況についてお話ししたいと思います。

やはり今年は年明けから春にかけて新しい物件がいつもよりも多く出ていたと言えます。つまり住宅供給数は多くなっていたのは事実です。そして駆け込み需要を予測して不動産関係の企業も多くの物件を市場に供給したので、供給と需要のバランスは上手い具合に保たれていました。ですからこの春から夏の間には殆どの物件で価格が大きく上がるという状況にはならずに物件の取引が行われていました。(一部の物件を除く)。

マイホーム探しの条件は皆同なので早目にスタートした方が得です。

マイホーム今年の秋以降の不動産市場の予測は正直なところ簡単ではありません。しかしこの春盛り上がりをみせた市場はまだその状態が続くと考えられるでしょう。つまり受託の供給がその盛り上がりに伴うかがポイントだと言えます。

マイホームを探す時の条件は殆どの人が同じという点は覚えておいて下さい。今東京でマイホームを探している人に聞くと『市内の駅から徒歩で15分以内、価格は3,000から3,500万円程度、敷地面積が100㎡以上で、2階建て、4LDK、駐車場は1台以上、日当たりが良好。』というような条件を言ってきます。皆さんの条件はどうでしょうか?また最近では住宅数がある程度まとまっている、LDKが広々としていて水回りは1階に作られている、対面式キッチン、リビングイン階段、そして可能なら駐車場は2台以上、駅までの道は平たん、広い道幅etc.、、、というような条件を望む人も多くなってきています。ですから殆どの人がこのような条件を基準にマイホーム探しをしていると言っても過言ではないでしょう。

では一体どれほどこの条件に見合った物件が市内に存在しているのでしょうか?秋にはある程度の多棟の物件が販売される可能性は十分あります。しかし希望の条件を全て満たすようなものは多くないでしょう。ですからこの秋には他の人より一足先にマイホーム探しを始めるべきです。その方が良い条件の物件に出会える確立が高くなります。また上記した条件を満たした物件から先に売れてしまということや、今年の春のように値段がある程度低めの物件が多いことを考慮しても、早目に行動する方が得策だと言えます。

このところ東京では未公開の物件が進んでいることで、一部の大手業者に情報が集中する傾向にあると黒須氏は語ります。そして『マイホーム探しで後で悔いが残らない為には、やはり信頼できる不動産会社とコンタクトをとることが重要なポイントになる』とも述べています。

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