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特集23過去最低の貸出金利をさらに更新したフラット35は今後どう動く!?

住宅金融支援機構のフラット35(前身だった住宅金融公庫時代を含む)の貸出金利は、2014年12月に今迄で最も低い値となりました。

「果たして今がマイホームを購入すべき時期なのか?」この疑問についてFP住宅相談ネットワーク代表・黒須秀司講師が住宅ローンの金利情報を元に誌上セミナーで解説していきます。(*平成26年12月)

フラット35の貸出金利の変動

2014年12月に住宅金融支援機構のフラット35の貸出金利が1.56%(返済期間21年以上)という数値になりました。これは今までの間で最低で、まさに目を疑う程の低いレートとなています。それではこのフラット35がこれまで12年間どのようにその金利を変動させてきたかを以下のグラフでご確認下さい。

フラット35貸出金利

基本としては金利には多少の上下の動きはあったものの、下降しながらの変動でした。平成21年2月の金利は3.20%でしたので、5年10ヶ月という短期間で金利が半分以下に下降しことになります。これを借入元金が3,500万円で返済期間が35年というケースで比べてみましょう。計算すると月々の返済が30,438円も減り、支払利息の総額は35年間で約1,278万円も差が出ます!このフラット35は現在では固定金利型住宅ローンの代表と言える商品ですが、その金利の低さを見ると、いかに借入側にとってメリットが高いかと言うことがお分かりになると思います。

(注)上記はS社の貸出金利をグラフ化したもので、返済21年以上、平成15年10月~平成26年12月のものです。

今後のフラット35貸出金利はどうなるか?

上記で説明したように借入側にとって現在メリットが高いのが固定金利型住宅ローンのフラット35です。ところがこのような歴史的な低金利がいつまでも継続するとは限りません。

住宅ローンの金利は個人の努力により決まるものでははく、社会情勢も深く関わり決まるものなのです。たとえ小さな金利の変動だと見えても、借入金額が大きい住宅ローンの場合では、支払い利息の総額に数百万円以上もの差が出る場合が実際にあるのです。このことから考慮すれば、低金利で借入側にメリットが高い今現在が、住宅ローンを組む決断をする最適の時期だという事になります。

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