マンガで分かる！意外な後悔10

NEXTケース5：戸建からマンションへ住み替え。固定資産税が下がると思ったのに・・・

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去年の春、土地を購入しました。予算は土地と建物合計で5,000万円だったのですが、建物に少しお金をかけたいという思いもあり、土地は2,500万円以下で探していました。数件物件を見ていく中、自宅近くで2,400万円の土地が見つかり、駅までの距離や日当たりなどの条件も良かったので購入に踏み切りました。

土地購入後、建物をどこで建築するかを妻と話し合い、「とりあえず住宅展示場に行ってみよう！！」ということになりました。

建物予算は総額2,600万円。その金額内で建築するべく自宅近くの住宅展示場へ行き、色々なハウスメーカーで間取りや見積もりを作ってもらいました。その中で1社、私も妻も「ここで建築したいね！」と思えるMホームというハウスメーカーに出会いましたが、建物だけで総額3,000万円程かかるメーカーなので私たちの予算からは外れてしまいますが、どうしてもこのメーカーで建築をお願いしたかったので、４ＬＤＫの間取りを３ＬＤＫにし、坪数を減らすことで何とか予算内に収めることが出来ました。

建物が多少小さくなってしまいましたが、希望するハウスメーカーで建築ができることになったので、夫婦ともに大満足！！のはずでしたが・・・

建築工事が始まって約1ヶ月。その日、たまたま仕事で建築中の現場近くへ来ていたので、ついでに見て行こうと思い、大工さんへ缶コーヒーの差し入れを買って現場へ向かいました。ちょうどお昼休みの時間帯だったので缶コーヒーを渡し、大工さんと談笑。その際に、とんでもない話を聞かされてしまったのです！！

私：「いつもご苦労様です。どうですか？順調に進んでいますか？？」

大工さん：「そうですね。今月少し雨が降ったのでその分工期が延びちゃいましたけど、多分、来月末には完成するんじゃないかなぁ？工期が延びた分、次の現場の着工も遅れちゃってるんですけどね」

私：「へぇ～、次もMホームさんの現場なんですか？」

大工さん：「いや、次の現場はＢ建設っていう工務店の現場なんです。だけど、建物自体は同じなんで特に問題ないんですけどね」

私：「え・・・？同じっていうのは建物自体が一緒ってことですか？」

大工さん：「そうですよ。あ、いや、ハウスメーカーのMホームも工務店のＢ建設もどちらもうちで建てているんで、建物自体は一緒なんですよ」

その言葉を聞くや否や一抹の不安が走り、会社に戻ると同時にインターネットでＢ建設の工務店を検索。席をはずし携帯電話からＢ建設の工務店へ問い合わせをしてみると、予想通りの答えが・・・。

「あまり大きな声では言えませんが、建物自体は全く一緒です。単価も・・・そうですね、モデルハウスの維持費やテレビＣＭの費用が掛かってないですから恐らく30坪くらいの家であれば同じものを建てて頂いても400万位は安いかもしれません」

その日の夜はさすがにショックで眠れませんでした。妻に話そうかどうか迷いましたが、余計な心配をかけてしまうので、妻には伝えるのをやめました。

そして2か月後、無事に入居をしましたが、

「３ＬＤＫになっちゃったけど、やっぱりこのハウスメーカーで建てられてよかったね！」

という妻の言葉を聞き、少しひきつった笑顔で返すのが精いっぱいの私なのでした。